旅行の計画を立てようとすると、行き先、ホテル、食事、移動手段まで決めることが多くなります。調べるほど候補が増え、「結局いつもの場所に落ち着いた」という経験がある人も少なくないでしょう。
そんな旅の決め方を少し変えてくれるのが、JR西日本が販売してきた「サイコロきっぷ」です。
名前の通り、サイコロを振って行き先を決める仕組みを取り入れたきっぷで、利用者が自分で
福井市から国道158号を南下すると、道は九頭竜川に寄り添いながら山のなかへ入っていく。両側から山が迫り、カーブが続き、民家の数も減っていく。しばらく走ったところで、視界がふいに開ける。木々の切れ目に、濃い色をした水が横たわっている。九頭竜湖だ。
地図の上では、この湖は山あいに細長く伸びていて、ずいぶん昔からそこにあったように見える。だが、水をたたえ始めたのは