台風が発生すると、多くの人は予報円の中心線を見て、「自分の住んでいる地域に上陸するか」を気にします。けれども、台風情報で本当に確認したいのは、中心が通る場所だけではありません。
雨が強まる時間、風がピークになる時間、高潮や河川の増水が起きる可能性、そして避難に使える時間。台風への備えは、進路図を眺めるだけでは始まりません。情報を生活の判断に置き換えて読むこと
気象庁のサイトに「キキクル(危険度分布)」というページがある。正式には「危険度分布」といい、土砂災害・浸水・洪水の三つの災害について、場所ごとの危険度を地図の上に色分けして示す情報だ。地図の細かさは1キロメートル四方。更新は5分ごと。解析雨量と降水短時間予報を組み合わせて計算している。
もともとは「大雨警報(土砂災害)の危険度分布」といった長い名前で並んでい